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202201

 【精神1】 精神は唯物論的には物質に起源を持ち、物質より優先順位の低い物である。精神はとみに自己の無限を誇ってやまないが、そのような精神の優越もそれが物質の次元の有限性に引き戻されるならば、均衡が維持できるというものである。ヘーゲルが精神、特に神そのものとしての絶対精神に万物の原理の地位を見入出す一方で、マルクス=エンゲルスは物質に、唯物論に自らの思想のエレメントを見入出す。だが唯物論と観念論の対立そのものは現代的課題であるとはみなせない。人類の脳の解剖学的な研究が精神と物質の思想史的な対立図式をアウフヘーベンしたとも言い得るだろう。精神と言語は社会的実践の中枢である。我々が良く生き正しく生きるためには、精神の本来性とエネルギーがどうしても必要である。 【文学1】 文学は基本的には人間の生活を描く。戦場での生活もあれば平和な学校での生活もある。